老後と子育て・・・日本人と中国人の違い=中国メディア

中国メディアの中国青年報は26日、高齢化が進む中国にとって「日本の高齢化対策における経験が参考となる」と伝え、日本に留学している中国人男性に対する取材を通じて、中国人から見た日本の「高齢者福祉」などについて紹介する記事を掲載した。
記事は、中国人男性が「日本人には老後のために子を育てる」という概念はあまりなく、子どもに自分の老後の世話をさせようと考える日本人は多くないとの見方を示したことを紹介し、その理由として「比較的完備された高齢者福祉の制度があるためではないか」と論じた。
続けて、日本の高齢者は健康なうちは家族とともに暮らす、もしくは自立して暮らすと紹介する一方、身体的に具合が悪くなると老人ホームや介護施設に入る人が多いと紹介。「日本人は他人に迷惑をかけたがらないため、家族に負担をかけるくらいならお金をかけて施設に入るほうが良いと考えている」と論じた。
さらに、日本の老人ホームはバリアフリーや高度な自動化が印象的だとし、廊下やトイレはすべり止めの工夫が施され、壁には手すりがあるほか、まったく段差のない作りになっていると紹介した。また記事は、日本人は比較的裕福だとし、「高齢者も身体の保養に気を使っている」と指摘する一方で、70歳をすぎるまで働く高齢者も少なくないと伝えた。
また、日本の年金支給年齢が65歳であることを紹介するも、「働けなくなるまで働きたい」と願う日本人は少なくないと指摘し、日本人の定年退職後にも働こうとする意欲は比較的強いと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国青年報は26日、高齢化が進む中国にとって「日本の高齢化対策における経験が参考となる」と伝え、日本に留学している中国人男性に対する取材を通じて、中国人から見た日本の高齢者福祉などについて紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-26 16:45