インドの高速鉄道計画・・・日本の「実行可能性調査」はまもなく終了の見通し=中国メディア

 中国メディアの人民日報は25日、インドの高速鉄道プロジェクトにおいて、インド鉄道省の関係者の話として、ニューデリーとムンバイを結ぶ路線など3路線の「実行可能性調査」の入札を18日に締め切り、2015年7月までに結果を発表すると報じた。  記事は、ニューデリーとムンバイを結ぶ路線を含めた3路線の実行可能性調査については「6カ国から計12社が入札に参加した」と紹介、調査プロジェクトの総額は3億ルピー(約5億7000万円)だと報じた。  続けて、インドメディアの報道として、実行可能性調査の入札に参加した企業はいずれも国際競争力のある鉄道関連企業であり、中国からは中国鉄建の関連企業など4社が入札に参加したと報じた。  また記事は、インドでは高速鉄道計画「ダイヤモンド四角形プロジェクト」のほかにも、複数の路線で実行可能性調査が行われていることを紹介し、日本によるムンバイ-アフマダーバード高速鉄道プロジェクトの実行可能性調査は実施中だと伝え、「同調査はまもなく終了する見通し」と報じた。  一方で記事は、インドの高速鉄道プロジェクト関係者の話として、インド政府は「ダイヤモンド四角形プロジェクト」を極めて重視しているものの、あらゆる国の企業の参加を歓迎する態度を示していると指摘。さらに、実行可能性調査を担当したからといって、その後の高速鉄道建設も受注できるわけではないとし、建設については改めて入札を行う方針だと紹介した。  なお、インド高速鉄道のうちニューデリーとチェンナイを結ぶ実行可能性調査は中国企業がインド側と合同で行うとのことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Göran Domeij/123RF.COM)
中国メディアの人民日報は25日、インドの高速鉄道プロジェクトにおいて、インド鉄道省の関係者の話として、ニューデリーとムンバイを結ぶ路線など3路線の実行可能性調査の入札を18日に締め切り、2015年7月までに結果を発表すると報じた。(イメージ写真提供:(C)Göran Domeij/123RF.COM)
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2015-03-26 17:45