明治HD「Rー1ヨーグルト」の免疫賦活を解明

■ヒトの風邪症候群への罹患リスクも低下した事例を得る   明治ホールディングス <2269> の主事業会社・明治が26日付で「1073R-1乳酸菌で発酵したヨーグルトが免疫を賦活するメカニズムを解明」と発表し、研究成果を「日本農芸化学会2015年度大会」(3月26~29日、岡山大学津島キャンパス)で発表するとした。(参考)として、ヒトによる摂取試験でも風邪症候群への罹患リスクが低下した事例を得ることができたとした。   株価は2014年7月頃からジリ高基調を強め、3月13日に1万5460円まで上げて09年の経営統合後の高値を更新した。直近も1万4600円前後のため、ジリ高基調の中で小休止と見ることができそうだ。今3月期の業績は最高益を連続更新する見込みで、株価水準はPER30倍台後半になるが割高感は強くないといえる。   発表によると、1073R-1乳酸菌で発酵したヨーグルトは、免疫力の要であるナチュラルキラー細胞の活性(NK活性)を高めることが明らかになっており、1073R-1乳酸菌で発酵したヨーグルトの免疫賦活作用に、1073R-1乳酸菌が産生する菌体外多糖(EPS)が重要な役割を果たしている可能性があることを、マウスを用いた実験で確認した。   マウスを用いた実験のひとつとしては、ヨーグルト中に含まれているのとほぼ同じ比率で、EPSと1073R-1乳酸菌の菌体をマウスに3週間毎日摂取させた。菌体は生菌と加熱菌体(死菌)をそれぞれ摂取させた。その結果、1073R-1乳酸菌の菌体を摂取したマウスでは生菌、死菌にかかわらずNK活性が高まり、また、EPSを摂取したマウスでは菌体を摂取したマウスに比べてさらにNK活性が高まった。   また、(参考)として、ヒトの免疫機能に与える影響を評価するために、健常高齢者を対象とした摂取試験を山形県舟形町(2005年3月~5月)、佐賀県有田町(2006年11月~2007年2月)で実施し、風邪やインフルエンザなどの風邪症候群への罹患リスクが対照食品摂取群に比べて低下した事例を挙げた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
明治ホールディングス<2269>(東1)の主事業会社・明治が26日付で「1073R-1乳酸菌で発酵したヨーグルトが免疫を賦活するメカニズムを解明」と発表し・・・。
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2015-03-27 08:45