日経平均は96円安スタート、米株安や中東情勢など外部環境に引きずられる
27日の日経平均株価は前日比96円40銭安の1万9374円72銭で寄り付いた。ダウ平均が4日続落と軟調に推移していることに加えて、中東情勢が不安定化するなど外部環境の悪化が重し。ただ、ドル・円は円安方向に推移しているほか、日経平均先物がきのう夕方の急落から回復基調にあることはポジティブ要因。また、きょうは3月決算銘柄の配当落ち日とあって、調整分を即日埋められるかが注目される。
個別では、大型案件の受注期ズレなどで今期の営業利益予想を6割減としたUBIC <2158> や、中計では18年3月期の目標を示すもネガティブな反応となったダスキン <4665> などが下落。兵庫県の工場で火災が発生したグンゼ <3002> や、肥後銀行 <8394> との株式移転比率などが報じられた鹿児島銀行 <8390> なども売られている。
半面、15年2月期の業績予想を上方修正したニューテック <6734> や、東京女子医大と食道再生上皮シートを開発するセルシード <7776> が買い先行でスタート。業務提携を発表したメディカルシステムネットワーク <4350> と綜合臨床ホールディングス <2399> も買われている。(編集担当:松浦直角)
27日の日経平均株価は前日比96円40銭安の1万9374円72銭で寄り付いた。
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2015-03-27 09:15