ネットワークバリューコンポネンツは下値固め完了感、収益改善期待で出直りのタイミング接近
ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)の株価は、昨年12月の戻り高値圏から反落してモミ合う展開だが、足元で下値固め完了感を強めている。収益改善期待で出直りのタイミングが接近しているようだ。
セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開し、新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。13年5月に新日鉄住金ソリューションズ <2327> と資本・業務提携し、13年8月に米ニクサン社のネットワーク監視ソリューション製品に関する販売代理店契約、13年10月にカナダのノビフロー社が開発したオープンフロー関連製品の国内独占販売代理店契約を締結した。
また1月22日には、モバイル用作業報告書自動作成アプリを提供するG-Smart社と販売代理店契約を締結し、同社製品SmartAttackの取り扱いを開始したと発表している。
前期(13年12月期)連結業績見通し(11月14日に減額修正)は売上高が前期比4.1%減の25億55百万円、営業利益が同63.2%減の45百万円、経常利益が同77.8%減の27百万円、純利益が同90.4%減の10百万円としている。低採算案件増加や子会社イノコスが予定していた大型案件の失注が影響して減益のようだ。ただし無線LAN関連や監視サービスなどの需要は堅調であり、アライアンス戦略も寄与して今期(14年12月期)の収益改善が期待される。
株価の動き(14年1月1日付で株式100分割)を見ると、昨年12月に急騰して付けた戻り高値2250円から反落し、以降は概ね1700円近辺でモミ合う展開となった。ただし昨年9月安値圏1400円台まで下押す動きは見られず、1月21日に1800円台を回復するなど足元では下値固め完了感を強めている。今期収益改善を期待する動きだろう。
1月29日の終値1730円を指標面(1月1日付株式100分割後)で見ると、前期推定連結PER(会社予想に株式分割を考慮した連結EPS11円22銭で算出)は154倍近辺、実績PBR(前々期実績に株式分割を考慮した連結BPS303円05銭で算出)は5.7倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。下値固めが完了して出直りのタイミングが接近しているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の株価は、昨年12月の戻り高値圏から反落してモミ合う展開だが、足元で下値固め完了感を強めている。
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2014-01-30 09:30