日経平均終値は185円安と続落、一時は配当落ち分埋めるも後場急落

 27日の日経平均株価は、前日比185円49銭安の1万9285円63銭と続落。朝方は、米国株安や不安定な中東情勢を嫌気して続落してスタートするも、すぐに上昇基調に転換。3月決算企業の配当落ち分(約110円)を埋めると、1万9600円近辺まで上げ幅を拡大した。しかし、午後1時過ぎになると今度は売り優勢に転じ、一時、先物主導で約370円安まで急落した。引けにかけて買い戻しが入ったものの、配当落ち分を埋められずに引けた。  個別では、最終赤字が3200億円に悪化する見通しのJXホールディングス <5020> や、中計では18年3月期の目標を示すもネガティブな反応となったダスキン <4665> などが下落。公取委が独禁法違反で課徴金納付命令を受けたクボタ <6326> や井関農機 <6310> 、兵庫県の工場で火災が発生したグンゼ <3002> も売られた。  半面、ビーコン端末用いたプラットフォームをネスレ日本が採用されたACCESS <4813> や、子会社からのスティック型PC発売を材料視されたMCJ <6670> が上昇。株主総会で社長側の提案可決された大塚家具 <8186> や、育毛活性成分「HGP」への期待が高まったファーマフーズ <2929> も買われた。  業種別では、海運、卸売業、空運などが下落した一方、サービス、小売りは上昇した。(編集担当:松浦直角)
27日の日経平均株価は、前日比185円49銭安の1万9285円63銭と続落。
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2015-03-27 15:15