【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:1.10ドルは戻り売りのメド

 ユーロ/ドルは、今月18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以後、やや乱高下しながらも下値を切り上げている。ただ、1.10ドルの節目を上抜けるとすかさず押し戻される流れが続いており、1.10ドルを越えてNYクローズを迎えた事はこの局面では一度もない。  四半期末を間近に控えてショートカバーが強まりやすいため下値を切り上げていると見られるが、ドルの先高感やギリシャ情勢の不透明感を考えれば、心理的節目付近の上値の重さは決して偶然とは思えない。1.10ドル以上の水準は戻り売りのメドとして意識している投資家が多い事を物語っていると考えるべきだろう。  本日も、米10-12月期GDP確報値が予想外に下方修正されたり、イエレンFRB議長が講演で利上げに慎重な姿勢を示せば、一時的にユーロ買い・ドル売りが強まる可能性はある。しかし、上値の重さを払拭する事は困難と見られ、1.10ドル前後はユーロ売りのチャンスになりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは、今月18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以後、やや乱高下しながらも下値を切り上げている。ただ、1.10ドルの節目を上抜けるとすかさず押し戻される流れが続いており、1.10ドルを越えてNYクローズを迎えた事はこの局面では一度もない。
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2015-03-27 18:15