日経平均は250円安、前週急騰のエイチームが一時ストップ安

  16日の日経平均株価終値は、250円20銭安の1万5152円91銭と大幅反落。   前週末のNYダウが小動きに終わったこともあり、日経平均は5円高の1万5408円と小幅高でスタート。しかし、直後に売り圧力が高まりマイナス圏に転落、前場は1万5300円前後でもみ合った。後場に入ると、為替市場でドルが102円台半ばまで売られたこともあり、日経平均は下げ幅を拡大。輸出株を中心に幅広い銘柄が売られ、午後1時前には1万5146円の安値を付けた。   個別株では、共同でセシウム除去技術を開発したと報じられた東京産業 <8070> が一時ストップ高。今2月期の業績業績予想を上方修正したディップ <2379> 、後場に前10月期の好決算を発表したシステム ディ <3804> などもストップ高に買われた。   また、フランスのITサービス会社買収が報じられたNTT <9432> 、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げたショーワ <7274> が急伸したほか、前週13日場中の増配発表後に大きく売られていたエイチ・アイ・エス <9603> は急反発。政府による融資枠拡大が報じられた東京電力 <9501> も堅調となった。   一方、前週に5日連続ストップ高を付けていたエイチーム <3662> は朝高後に急落し一時ストップ安。ミクシィ <2121> 、アドウェイズ <2489> 、ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> などのネットゲーム関連の一角も大幅安している。   ほかにも、今2月期予想を下方修正した買取王国 <3181> や、今4月期の最終損益予想を赤字に修正したメガネスーパー <3318> 、11月中間期大幅減益を発表したアスクル <2678> などが弱含んだ。   業種別では、ノンバンク株が軟調となったほか、自動車、金属製品、繊維、タイヤ株など幅広いセクターが弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
  16日の日経平均株価終値は、250円20銭安の1万5152円91銭と大幅反落。
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2013-12-16 17:15