日経平均は小幅高スタートも一巡後に下げに転じる
30日の日経平均株価は前週末比9円58銭高の1万9295円21銭で寄り付いた。日経平均は前週末に急落した反動もあってプラス圏で取引を開始したが、買い一巡後はマイナス圏へ沈んでいる。米国株が底堅く推移したことが支えになったものの、中東イエメン情勢など不透明要因もあり、買いの積極性は乏しかった。
個別では、国内証券による投資判断の引き上げが観測されたフジ・メディア・ホールディングス <4676> や自己株式取得を発表したザ・パック <3950> などが買われた。15年3月期業績予想を開示したユナイテッド <2497> も堅調。15年8月期業績予想を上方修正した暁飯島工業 <1997> なども買いを集めている。
半面、15年8月期第3四半期で営業減益の三益半導体工業 <8155> は売りが先行した。15年3月期業績予想を下方修正したGMB <7214> も安い。カナダで2200億円超の損害賠償を求める集団訴訟を起こされたと伝わったタカタ <7312> も軟調。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前週末比9円58銭高の1万9295円21銭で寄り付いた。
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2015-03-30 09:15