スポット金8取引日ぶりに反落、1200ドル台割れ

 3月27日のスポット金は8取引日ぶりに反落し、6.14ドル安の1198.46ドルで引けた。  今週末(4月3日)米3月非農業部門雇用者数変化の発表を控え、市場ではポジション調整の動きが強まった。 先週、サウジアラビアとその同盟国がイエメンのイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」へ空爆の開始を受け、スポット金は週間ペースでは1.3%上昇、上昇は2週連続だった。  27日のWTI原油先物は大幅反落し、-2.38ドル(-4.6%)安の48.83ドルで引けた。週間ベースでは、ドル安を受け2週連続で上昇、週間上げ幅は2.27ドル(4.8%)だった。     サウジアラビアなどの連合軍による対イエメン軍事作戦で、原油輸出に悪影響が出る公算は小さいとの見方や、イラン核兵器開発疑惑をめぐる協議を受け、同国産原油の市場供給が増えるとの観測が原油価格の重しになった。イランと米欧など6カ国は、イランの原油禁輸制裁解除につながる可能性がある3月末の「政治的枠組み合意」を目指し、詰めの交渉を行っている。(情報提供:東岳証券株式会社)
3月27日のスポット金は8取引日ぶりに反落し、6.14ドル安の1198.46ドルで引けた。
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2015-03-30 11:15