日経平均は125円高と3日ぶり反発、アジア株高を支えに一段高

 30日の日経平均株価は前週末比125円77銭高の1万9411円40銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。前週末に急落した反動で買いが先行した。朝方は2月鉱工業生産指数の悪化が重しになって下げに転じる場面もあったが下値は限定的で、売り一巡後は切り返した。上海総合指数などアジア株の上昇が支えになり、後場に上げ幅を一時190円近くまで拡大した。  個別では、成田空港で顔認証システムがスタートとしたと報じられたサクサホールディングス <6675> が急伸。自社株買いを発表したザ・パック <3950> も高い。外資系証券による目標株価の引き上げが観測されたディー・エヌ・エー <2432> や、国内証券による目標株価の引き上げが観測された東京センチュリーリース <8439> も物色された。15年8月期業績予想を上方修正した暁飯島工業 <1997> も堅調。  半面、希望退職者の募集開始を嫌気されたgumi <3903> は東証1部で値下がり率トップ。15年5月期第3四半期で営業減益だった三益半導体工業 <8155> も売りが先行した。15年3月期業績予想を下方修正したGMB <7214> も安い。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前週末比125円77銭高の1万9411円40銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。
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2015-03-30 15:00