富士フイルムが高値更新、iPS細胞手掛ける米バイオベンチャー買収を好感
富士フイルムホールディングス <4901> が反発。寄り付き直後に176円高(4.18%高)の4389.5円まで買われ、25日の昨年来高値を更新した。
30日引け後、iPS細胞の開発・製造を手掛ける「セルラーダイナミックス・インターナショナル」(CDI)を買収すると発表した。CDIの全普通株式を総額3億700万ドル(約366億円)で取得する。
CDIはNASDAQ上場の米国のバイオベンチャー。良質なiPS細胞を大量に安定生産する技術に強みを持ち、大手製薬企業や先端研究機関などと数多く供給・開発受託契約を結んでいる。
富士フイルムは買収を通じて、iPS細胞を用いた創薬支援分野に参入する。CDIのiPS細胞関連技術と、富士フイルムの高機能素材技術・エンジニアリング技術や品質管理システムを融合し、再生医療分野での製品開発加速と事業拡大を図るとした。(編集担当:松浦直角)
富士フイルムホールディングスが高値更新。
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2015-03-31 09:00