音通は高値もみ合いもNISA関連の極低位値ごろ有配株人気で逆行高素地
音通 <7647> (東2)は、7円安の79円と前日の変わらずを含めて4日続落し、今年1月27日につけた昨年来高値97円水準でもみ合っている。全般相場が、日経平均株価の430円安など急反落するなか利益確定売りが増勢となっているが、下値には、今年1月にスタートした少額投資非課税制度(NISA)に関連した個人投資家の極低位値ごろ有配株買いも根強い買い物も続いており、2月7日に予定している今3月期第3四半期(3Q)発表では、新規事業の順調な立ち上がりも確認できるとして期待を高めている。
■100円ショップの今期出店数は30店舗と積極化
同社の今3月期業績は、売り上げ188億1200万円(前期比7%増)、経常利益3億6200万円(同14%増)、純利益1億3000万円(同86%増)と予想され、配当も0.36円として継続を予定している。「FLET’S」などの100円ショップを今期第2四半期(2Q)までに10店舗新規出店し、10月以降も年間計画の30店舗出店(前期実績18店舗)に向け新規オープンを継続するほか、カラオケ事業の得意先が集中する大阪・北新地エリアで新規事業の酒類の即時配達サービスを9月上旬に開始、新業態として7月に会員制リフレッシュスペース「MY LOUNGE」をオープンしたことなどが要因で、純利益は、前期計上の店舗資産の減損損失が一巡し大幅続伸となる。
なお同社の今期第1四半期(1Q)業績や2Q累計業績は、新規出店や200平方メートルの中規模店を複数店出店し新規事業も立ち上げたことなどから経費が先行して発生したことから減益転換して着地したが、通期では、店舗運営面で食料品の粗利率の改善や、粗利率の高い雑貨商品の構成比を大きくするなど品揃えを見直すことなどでカバーして、期初予想をクリク、これを3Q決算発表時に確認することになる。
■昨年来高値まで2.3倍化してなお上値期待が強まる
株価は、1Q・2Q累計業績の伸び悩みでは30円台を試す下値もみ合いが続いたが、1月のNISAスタートとともに、個人投資家の極低位値ごろ株買いが強まるとの思惑から急騰、昨年来高値まで2.3倍化し高値もみ合いを続けてきた。下値でエネルギーを溜め込み、高値奪回から上値追いに再発進が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
音通<7647>(東2)は、7円安の79円と前日の変わらずを含めて4日続落し、今年1月27日につけた昨年来高値97円水準でもみ合っている。
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2014-01-30 10:45