日経平均は204円安と大幅反落し安値引け、先物主導で一段安
31日の日経平均株価は前日比204円41銭安の1万9206円99銭と大幅反落し、安値引け。欧米株高や円安進行を好感した買いが先行したが、一巡後は利益確定売りが優勢となり、日経平均は下げに転じた。後場寄り直後にプラス圏へ浮上したものの先物へのまとまった売りに押されて再びマイナス圏へ沈み、終盤にかけて下値を模索した。
業種別では、陸運株が値下がり率トップ。JR3社をはじめとする鉄道関連株の下げが目立った。倉庫株や不動産株も軟調。銀行株や保険株も弱含んだ。
個別では、15年2月期で増収増益を計画したしまむら <8227> が材料出尽くし感から急落。前日急伸したサクサホールディングス <6675> 、クロスキャット <2307> なども利益確定売りに押されたて下落した。15年3月期の利益予想を下方修正した船井電機 <6839> もさえない。国内証券による投資判断の引き下げが観測されたあおぞら銀行 <8304> も売りが先行した。
半面、欧州系証券による強気のリポートが観測された市光工業 <7244> は急伸した。日特建設 <1929> は筆頭株主によるTOB価格にサヤ寄せする形で上昇。15年11月期第1四半期で大幅増益のキユーソー流通システム <9369> も高い。15年11月期業績予想を上方修正した象印マホービン <7965> はストップ高。(編集担当:宮川子平)
31日の日経平均株価は前日比204円41銭安の1万9206円99銭と大幅反落し、安値引け。
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2015-03-31 15:00