日経平均は一時100円超安、米株安や日銀短観の予想下ブレ嫌気

 1日の日経平均株価は前日比77円24銭安の1万9129円75銭で寄り付いた。米国株安が嫌気されて売りが先行。ドル・円が120円を割り込んだことも売り材料視され、日経平均は下げ幅を100円超に拡大する場面もみられた。寄り付き前に発表された3月の日銀短観は大企業製造業の業況判断DIがプラス12と市場予想(プラス14)を下回ったことも重し。  個別では、A1 INVESTMENTS & RESOURCESとの契約解除を発表したSOL Holdings <6636> が売り気配スタート。15年5月期第3四半期で営業益47.8%減となった宝印刷 <7921> も下落した。15年2月期の営業利益が400億円程度と従来計画を下回ると報じられたエービーシー・マート <2670> も安い。  半面、エボラウイルス抗原検出迅速診断キットの試作品開発に成功した電気化学工業 <4061> は買いを集めている。15年8月期業績予想を上方修正した千代田インテグレ <6915> も堅調。前期の期末配当予想を上方修正したデジタルアーツ <2326> も物色されている。(編集担当:宮川子平)
1日の日経平均株価は前日比77円24銭安の1万9129円75銭で寄り付いた。
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2015-04-01 09:15