ネオスはスマート革命本格化で存在感を強める
ネオス <3627> の失地回復相場に照準を合わせたい。今2014年2月期の第3四半期累計決算は、売上げが57億2200万円(前年同期比16.1%増)と好調だった。しかし、大型の不採算プロジェクトが発生したため損失を計上、今後見込まれる損失も併せて計上したため、経常利益は1億6400万円(同49.2%減)の大幅ダウンに見舞われた。
つれて、今2月期の見通しについても、売上げは73億円(前期66億1500万円)と据え置いたものの、経常利益は従来の4億2000万円を2億600万円(同3億6500万円)に引き下げた。ただ、第3四半期に発生した不採算プロジェクトは、第4四半期で終了する予定で、収益への悪影響は今期限りと思われる。
同社は、顧客ニーズに対応したソリューションの提供を行う「ソリューション事業」と、ソフトウェア、システム、コンテンツ等をライセンス、ASPサービスなどの様々な形で展開する「プロダクト&サービス事業」の二つのビジネスを推進している。今期からスタートした新中期経営計画の3ヵ年は、さまざまなスマートデバイスがクラウド環境を通じ、いつでも、どこでも多様なサービスが利用できる「スマート革命」時代の本格的な幕開けとなる見込みだ。
それは「スマート革命」推進の原動力と位置づけられる「クラウド」技術、「デバイス」技術を両輪として併せ持つ同社の存在感が強まる方向を意味している。また、携帯通信キャリアが担う情報通信サービスとメディア企業などの法人ビジネス双方に事業基盤を有する点も同社の優位性。最終年度の2016年2月期には売上げ100億円超、経常利益率10%以上を目標に置いている。
今後相場の視点は来期以降に移っていくことになるだけに、目先の悪材料に支配されている時価は絶対的な割安水準と言える。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ネオス<3627>(東1)の失地回復相場に照準を合わせたい。今2014年2月期の第3四半期累計決算は、売上げが57億2200万円(前年同期比16.1%増)と好調だった。
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2014-01-30 12:30