日経平均は107円高スタート、大幅続落後で買い戻しが優勢
2日の日経平均株価は前日比107円09銭高の1万9141円93銭で寄り付いた。連日で大幅安となっていた反動から買い戻しが優勢。一方、その他に特段の買い材料は乏しく、テクニカル面では前日に割り込んだ25日移動平均線をめぐる展開が予想される。1日は国内の大企業製造業業況判断DIや、米国の3月ISM製造業景況指数がいずれも市場予想を下ブレ。国内外で景況感の悪化が意識されるなか、どこまで上値を伸ばせるかが注目される。
個別では、オリンパス <7733> 株売却で譲渡益468億円を計上するソニー <6758> や、14年度のディズニー2施設の入園者数が過去最高となったオリエンタルランド <4661> が上昇。配当方針を変更し、配当性向を60-100%に引き上げた松井証券 <8628> や、15年2月期業績予想を上方修正したアダストリアホールディングス <2685> も買われている。
半面、米子会社で税務費用かさみ15年3月期の純利益予想を下方修正した日本一ソフトウェア <3851> や、業績不振で15年2月期の最終赤字は6.9億円となる新星堂 <7415> が下落。大手証券が投資判断を引き下げた第一精工 <6640> 、デンソー <6902> 、パーク24 <4666> も売られている。(編集担当:松浦直角)
2日の日経平均株価は前日比107円09銭高の1万9141円93銭で寄り付いた。
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2015-04-02 09:00