新日鉄住金が今3月の期末配当を増額

 新日鉄住金 <5401> が30日午後1時30分に今3月期第3四半期決算を発表、通期の業績予想と配当予想を修正した。  3Qの売上高は4兆374億8900万円(前年同期比31.4%増)、営業利益は2216億200万円(前年同期は59億7900万円の赤字)、純利益は1927億8400万円(同1519億4900万円の赤字)となった。     主力の製鉄事業では、国内鉄鋼需要は土木・建設分野で復興需要や国策効果の本格化により堅調。輸出も回復の動きがあったものの、中国鉄鋼メーカーの供給圧力の強さで鋼材価格の軟化が継続し、厳しい状況が続いているという。  通期の業績予想については、経常利益は従来予想の3400億円を据え置いたものの、投資有価証券売却益などもあり、純利益は2000億円から2200億円に増額している。  また、これまで未定としていた期末配当予想については、3円配当とすることを発表。年間では5円配当(前期は1円)に変更している。  新日鉄住金の30日の株価は、前場に一時8円安まで売られたものの、業績発表後に急伸。午後1時54分に10円高の322円まで上昇。終値は3円高の315円となった。(編集担当:片岡利文)
新日鉄住金が30日午後1時30分に今3月期第3四半期決算を発表、通期の業績予想と配当予想を修正した。
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2014-01-30 14:30