日経平均終値は277円高と反発、買い戻し優勢もイースターなど控えて上げ幅縮小

 2日の日経平均株価は、前日比277円95銭高の1万9312円79銭と反発。きのうまで大幅続落していた反動から、買い戻しが優勢の展開となった。朝方は、寄り付き直後に25日移動平均線を回復したことで勢いづき、徐々に上げ幅を拡大。午後に入っても堅調な地合いを支えに一段と上昇し、午後2時過ぎには400円高に迫る水準まで買われた。ただ、週末の雇用統計や欧米のイースター休暇を前にポジション調整も意識され、引けにかけては上げ幅を縮小した。  個別では、株売却による譲渡益468億円を計上するソニー <6758> や、15年2月期業績予想を上方修正したアダストリアホールディングス <2685> が上昇。配当政策の基本方針を変更した松井証券 <8628> や、ルネサス <6723> 、日本オラクル <4716> と協力してIoT市場向けソリューションを提供するsMedio <3913> も買われた。  半面、ソニーによる株式売却が明らかになったオリンパス <7733> や、前期は米国子会社の税金費用増加で純利益が減少した日本一ソフトウェア <3851> が下落。大手証券が投資判断を引き下げた第一精工 <6640> も売られた。  業種別では鉱業を除く32業種が上昇。中でもゴム製品、陸運、銀行などの上昇が目立った。(編集担当:松浦直角)
2日の日経平均株価は、前日比277円95銭高の1万9312円79銭と反発。
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2015-04-02 14:45