日経平均は大幅反落、相場牽引役不在に=長島和弘

■今日の動きから  1月30日の東京株式市場、日経平均株価は376円85銭安の1万5007円06銭と大幅反落となりました。新興国通貨への警戒感に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受け、米国株が安くなったことを嫌気し、主力株中心に売り直され、一時530円安と下げる場面も見られた。日経225採用で値上り銘柄数は7値下り銘柄数は216、変わらずは2。東証1部上場値上り78銘柄、値下り1687銘柄、変わらず15。全33業種が値下り。TOPIXも反落。マザーズも反落。東証REITは3営業日ぶりに反落となりました。  日経平均採用銘柄では、主力の日立 <6501> が反落、日経寄与度の高いソフトバンク <9984> が7営業日続落。今期営業益過去最高益観測のトヨタ <7203> が反落しており、今3月期業績予想を織り込み済みとの見方が支配的との感が強い。  全体を見れば、直近下値圏まで届き値ごろ感が出ている銘柄が増えており、目先下げ渋る動きも予想されるが、相場を牽引、或いは下支えする銘柄なく、外部環境に左右され上値の重い展開が続き、好材料や好決算を発表した銘柄を個別物色する動きが一段と強まりそうだ。(執筆者:長島和弘)
目先下げ渋る動きも予想されるが、相場を牽引、或いは下支えする銘柄なく、外部環境に左右され上値の重い展開が続き、好材料や好決算を発表した銘柄を個別物色する動きが一段と強まりそうだ。
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2014-01-30 17:00