日経平均は376円安、バイオ関連株が軒並み急騰
30日の日経平均株価終値は、376円85銭安の1万5007円06銭と大幅反落。
前日のNYダウが急反落、為替市場ではドルが一時101円台まで売られたこともあり、日経平均も271円安でスタート。その後も売りの勢いは止まらず、10時4分には530円安の1万4853円まで下落した。
後場には下げ渋る場面も見られたが、多くの銘柄で手じまい売りが進み、大引けはかろうじて1万5000円台をキープて終えた。
個別では、マウスでの「万能細胞」作製に理化学研究所が成功したと発表し、バイオ関連株が軒並み急騰。セルシード <7776> や新日本科学 <2395> 、DNAチップ研究所 <2397> などが一時ストップ高に買われた。
また、取引時間中に大幅増益を発表したエンプラス <6961> が急伸。特別配当の実施を発表した日立金属 <5486> 、前12月期の好決算が評価されたノバレーゼ <2128> 、GEと共同で米国で鉱山機械開発に参入するコマツ <6301> なども強い動きを見せた。
一方、大規模な自社株買い方針を発表した任天堂 <7974> は朝方に大きく買われたものの、今後の見通しに対する失望売りが強まりマイナス転換し、大きく下げて終えた。また、今12月期計画が市場予想に届かなかったキヤノン <7751> が売られたほか、今3月期の純利益予想を下方修正した京セラ <6971> も軟調となった。
業種別では、全33業種が下落。不動産、保険、ノンバンク、証券、銀行株などが厳しい下げに見舞われた。(編集担当:片岡利文)
30日の日経平均株価終値は、376円85銭安の1万5007円06銭と大幅反落。
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2014-01-30 17:00