日経平均は朝安後プラス転換、米株高や需給面の好材料が支え
3日の日経平均株価は前日比23円75銭安の1万9289円04銭でスタート。朝方は売り買い交錯で取引を開始したものの、米国市場の反発や需給面でのプラス材料が意識されて上昇に転じた。公的資金の日本株買い越し額について報道されているほか、大手証券がきょう設定する日本株ファンドが当初募集で1000億円規模に達したと伝わっている。一方、今晩の雇用統計を控えて後場は様子見感が強まる展開も予想される。
個別では、NTTコミュニケーションズとモバイル事業で提携するゲオホールディングス <2681> や、15年5月期3Qは増収増益で着地したカネコ種苗 <1376> が上昇。川崎重工業 <7012> との共同設立会社で医療ロボット開発に着手するシスメックス <6869> も買われている。
半面、15年3月期の業績予想を下方修正した日本通信 <9424> や、税務会計上の理由で15年3月期の純利益予想を4割超減額としたシステナ <2317> が下落。LINEの上場申請に伴い関連銘柄として注目されるネットイヤーグループ <2622> などは売り優勢となっている。(編集担当:松浦直角)
3日の日経平均株価は前日比23円75銭安の1万9289円04銭で寄り付いた。
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2015-04-03 09:00