4月2日のスポット金、小反落
4月2日のスポット金は小幅に反落し、前日比3.48ドル安の1200.74ドルで引けた。米新規失業保険申請件数が9週間ぶりの低水準となったことで、利上げが予想よりも早まるとの観測からドルが買われ、金が売られた。
この日米労働省が発表した新規失業保険申請件数は前週比で2万件減の26.8万件。市場予想の28.6万人を下回った。また、2月の米貿易統計は、赤字額が前月比16.9%減の354億ドルと、2009年10月以来5年4カ月ぶりの少なさだった。ただ、米経済成長が第1四半期に大幅に鈍化したとの見方から、ドルは引き続き圧迫された。
市場の注目は今夜NY時間発表予定の米雇用統計の非農業部門就業者数に集まっている。3月の非農業部門就業者数は24.5万人増と予想されている。2月は29.5万人増だった。非農業部門就業者数が弱い内容となれば米利上げ観測が後退する可能性がある。米国は利上げを実施すれば、安全資産の金に対する需要を低下させる。
2日のWTI原油先物はほぼ横ばい、前日比0.24ドル安の49.34ドルで引けた。核問題でイランと6カ国の枠組み合意成立を受け、取引時間中一時48.10ドルまで売られた場面もあった。ただ、枠組み合意は、6月までに最終合意を目指すというもの。市場は、石油輸出国機構(OPEC)メンバーであるイランの原油輸出拡大が認められるのがいつになるかに注目している。
イランの原油輸出は制裁の影響で、日量約110万バレルと、2012年の250万バレルから減少している。イランはタンカーに約3000万バレルの原油を保管しており、認められれば、既に供給過剰の市場に出荷できる準備をしている。
本日の商品CFDシステムはイースター休暇の為休場。(情報提供:東岳証券株式会社)
4月2日のスポット金は小幅に反落し、前日比3.48ドル安の1200.74ドルで引けた。米新規失業保険申請件数が9週間ぶりの低水準となったことで、利上げが予想よりも早まるとの観測からドルが買われ、金が売られた。
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2015-04-03 12:15