【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:一段の買いを誘うか米3月雇用統計に注目

 ユーロ/ドルは先月31日に1.07130ドルの安値を見た後で反発。今月2日に一時1.09ドルに乗せるなど、先月後半以降上値抵抗となっている1.1040-50ドルレベルが視野に入りつつある。  本日の米3月雇用統計について、前哨戦とされる米3月ADP全国雇用者数が予想を大きく下回った事などから、市場では弱気な見方が浮上している。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ開始時期を読む上で、市場の関心は雇用や賃金に集まっている。  失業率や非農業部門雇用者数を始め、平均時給が予想(5.5%、24.5万人増、+0.2%)より弱い結果となり、米利上げ後ずれ観測が強まるようだと、ドル売りが強まってユーロ/ドルが上昇する公算が大きいと見る。  ただし、事前予想が弱気に傾いているだけに、良好な結果となればドル買いが優勢となる事も事も考えられる。その場合は先月31日安値1.07130ドルで下げ止まるか注目したい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは先月31日に1.07130ドルの安値を見た後で反発。今月2日に一時1.09ドルに乗せるなど、先月後半以降上値抵抗となっている1.1040-50ドルレベルが視野に入りつつある。
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2015-04-03 18:00