【今日のドル円】米雇用統計を再評価、米株市場の反応やISM注目
3日のドル/円は、米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想の半分程度の増加にとどまった事から一時118.70円台に下落した。この雇用統計を受けて、米国の利上げ開始時期の予想を年後半以降へと後ずれさせた市場参加者も少なくないようであり、ドルは当面、上値の重い展開を強いられる可能性がある。
ただ、3月雇用統計では不完全雇用率や平均時給などの項目が改善しており、米国の雇用情勢は見かけほど悪化していないと見る事もできる。本日、米連邦準備制度理事会(FRB)が発表する米3月労働市場情勢指数(LMCI、23:00)で「雇用の質」が悪化していない事が確認できればドルの下値不安は後退する事になるだろう。
その他、米国景気全般を見る上では、3月ISM非製造業景況指数(23:00)も見逃せない重要指標だ。休場明けの米国株式市場の反応と合わせて注目しておきたい。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
3日のドル/円は、米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想の半分程度の増加にとどまった事から一時118.70円台に下落した。この雇用統計を受けて、米国の利上げ開始時期の予想を年後半以降へと後ずれさせた市場参加者も少なくないようであり、ドルは当面、上値の重い展開を強いられる可能性がある。
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2015-04-06 09:15