日中の鉄道技術・・・「相互協力が必要」とJR東日本社長=中国メディア

中国メディアの環球網は3日、同メディアの記者がこのほど東日本旅客鉄道(JR東日本)の冨田哲郎社長に取材を行ったことを紹介し、冨田社長が「日中は互いの技術のどちらが優れているなどと強調するよりも、互いに交流と協力を強化し、ともに開発途上国の一助になるべき」と語ったと報じた。
記事は、まず鉄道の安全管理について冨田社長に尋ね、冨田社長が「安全こそ鉄道会社にとってもっとも優先すべき課題」だと述べたことを紹介し、安全は1人1人のスタッフが毎日の仕事のなかで作り上げるものであり、スタッフ全員の協力のもとで生まれるものだと述べたと伝えた。
さらに、冨田社長の話として、「JR東日本は毎年、年間予算全体のうち約40%を安全対策に投じている」と紹介し、JR東日本が成立して28年間で安全対策に投じた金額は3兆円に達すると指摘、それだけJR東日本が乗客の安全や安全運行を重視していることの表れと論じた。
また記事は、JR東日本が中国側と鉄道技術において協力する考えがあるかを尋ねたことを紹介し、冨田社長が「日本の鉄道技術はずっと欧米をリードしてきたが、近年は中国の技術が世界的に見ても高い水準まで成長してきた」と述べたと紹介。
さらに、冨田社長が「中国と日本、欧米は互いに競争するべきではなく、互いに刺激し合い、互いに学び合うべき」との考えを示し、「技術や経験について積極的に交流を図り、互いの長所を学びとり、ともに技術を高めるべき」と述べたと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sira Anamwong/123RF.COM)
中国メディアの環球網は3日、同メディアの記者がこのほど東日本旅客鉄道(JR東日本)の冨田哲郎社長に取材を行ったことを紹介し、冨田社長が「日中は互いの技術のどちらが優れているなどと強調するよりも、互いに交流と協力を強化し、ともに開発途上国の一助になるべき」と語ったと報じた。(イメージ写真提供:(C)Sira Anamwong/123RF.COM)
china,economic,japan,industry
2015-04-06 10:45