日経平均は一時130円超高、円安進行で買い優勢の展開

 8日の日経平均株価は前日比89円16銭高の1万9729円70銭で寄り付いたあと、上げ幅を130円超に拡大。取引時間中の年初来高値(3月23日の1万9778円60銭)に急接近した。米国株は下落したものの、ドル・円は120円台前半まで上昇したことが好感されて買いが先行した。なお、きょうは日銀金融政策決定会合の結果が公表される。  個別では、積層型CMOSイメージセンサーの生産能力増強を計画したソニー <6758> がしっかり。クックパッド <2193> との資本業務提携を発表したイーブックイニシアティブジャパン <3658> が買い気配スタートとなり、村上世彰氏による大量保有が判明した黒田電気 <7517> も買いを集めた。JR福島駅に有機薄膜太陽電池が採用されたことが明らかになった倉元製作所 <5216> も高い。  半面、15年3月期業績予想を下方修正したサカタインクス <4633> は売りが先行している。16年2月期で営業益43.7%減を見込んだ放電精密加工研究所 <6469> は売り気配。(編集担当:宮川子平)
8日の日経平均株価は前日比89円16銭高の1万9729円70銭で寄り付いたあと、上げ幅を130円超に拡大。
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2015-04-08 09:15