中国自動車市場は「ドル箱」!?・・・まるで「紙幣印刷機」=中国メディア

 中国メディアの参考消息は5日、フランス紙フィガロが中国の自動車市場は世界のメーカーにとっての「紙幣印刷機」のような存在だと論じたことを紹介した。  記事は、フィガロの報道を引用し、米国のコンサルティングファームであるマッキンゼー・アンド・カンパニーが「世界の自動車メーカーの総販売台数のうち、中国自動車市場が占める割合は22%にとどまるが、自動車メーカーの利益全体では40%を占める」と分析したことを紹介。  続けて、自動車メーカーの利益全体のうち中国市場が占める割合は2013年は35%だったことを紹介し、マッキンゼー・アンド・カンパニーの関係者が「中国自動車市場でメーカーが利益を上げている背景には、中国の自動車市場の成長のほか、中国人消費者が欧米ブランドを好んで購入していることがある」と指摘したことを紹介した。  さらに、中国人消費者は特に高級車を好むと伝え、2014年に世界で販売された900万代の高級車のうち、中国で販売された台数は12%に過ぎなかったとする一方、メーカーが得た利益全体のうち38%が中国市場によるものだったと論じた。  また記事は、自動車メーカー全体の平均利益率は世界市場で見た場合は7%未満だったとしつつも、中国市場に限っては12%に達したと紹介。中国市場で各メーカーは高い利益率のもと順調な業績を保っているとの見方を示し、世界の自動車メーカーにとっては中国市場はまさに「紙幣印刷機のような存在」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)whaihs/123RF.COM)
中国メディアの参考消息は5日、フランス紙フィガロが中国の自動車市場は世界のメーカーにとっての「紙幣印刷機」のような存在だと論じたことを紹介した。(イメージ写真提供:(C)whaihs/123RF.COM)
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2015-04-08 09:15