高速鉄道の「日中競争」激化・・・舞台は「世界市場」!=中国メディア

中国メディアの界面は7日、中国の鉄道車両メーカーである中国北車の余衛平副総裁の発言として、中国は現在、28カ国と高速鉄道プロジェクトで協議を行っていると伝え、「日本と中国が海外の高速鉄道市場で激しく争っている」と報じた。
記事は、シンガポールとマレーシアを結ぶ高速鉄道計画について、日本メディアの報道を引用し、太田昭宏国土交通相が2014年8月にマレーシアを訪問し、新幹線を売り込んだと伝える一方、中国外交部の王毅部長がこのほど「中国はシンガポールとマレーシアの高速鉄道計画の入札に積極的に応じる方針」と語ったことを紹介した。
さらに、タイにおいても日中が受注競争を繰り広げていると伝える一方、王毅部長が「中国とタイはすでに高速鉄道プロジェクトで協力することで合意している」と指摘したことを紹介。
また、中国企業4社を含む計12社がインドの高速鉄道プロジェクトに応札したことを紹介し、すでに中国企業はインドの一部路線の実行可能性調査を受注したことを指摘する一方、日本も同じく一部路線で実行可能性調査を実施中だと紹介。さらに、インド政府関係者の話としてインドのナレンドラ・モディ首相が新幹線に大きな関心を抱いていると伝えた。
さらに記事は、米国においても日中の鉄道関連企業が競合関係にあることを伝え、カリフォルニア高速鉄道プロジェクトにおいて日中の企業が入札参加意向書を提出したと報じ、日本と中国が世界中の高速鉄道市場を舞台に激しい競争を繰り広げていると報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)chuyu/123RF.COM)
中国メディアの界面は7日、中国の鉄道車両メーカーである中国北車の余衛平副総裁の発言として、中国は現在、28カ国と高速鉄道プロジェクトで協議を行っていると伝え、「日本と中国が海外の高速鉄道市場で激しく争っている」と報じた。(イメージ写真提供:(C)chuyu/123RF.COM)
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2015-04-08 10:15