JTが6.7%高、消費増税後のたばこ値上げ申請を好感

 JT <2914> が急反発、買い気配でスタートし、9時6分に202円高(6.7%高)の3228円まで買われた。  同社は30日、今3月期の業績予想の修正、たばこ小売価格の変更を発表した。  通期の業績予想は、売上収益を2兆3680億円から2兆3900億円(前期比12.7%増)に上方修正。営業利益は6320億円から6380億円(同19.9%増)に、純利益を4150億円から4230億円(同22.4%増)に引き上げている。  国内たばこ事業の売上収益は従来予想を据え置いたものの、海外たばこ事業、医薬事業などの売上予想を増額。通期の前提為替レートについては、ドルが97円から97円73銭に修正されている。  また、JTは決算期の変更についても発表。海外子会社と決算期を統一することで決算・管理体制の強化・効率化を図るため、決算期を3月末から12月末に変更する。  さらに、同社では4月1日からのたばこ小売価格の改定を財務大臣に申請。紙巻きたばこ93銘柄のうち92銘柄で、10円または20円の値上げを実施する。消費税率の引き上げ分に相当する額を、小売定価に加重平均して転嫁したという。(編集担当:片岡利文)
JTが急反発、買い気配でスタートし、9時6分に202円高(6.7%高)の3228円まで買われた。
japan,company
2014-01-31 09:00