中国省別 恐妻家ランキングと亭主関白ランキング

 2015年3月26日、中国メディアである中国網は、最新の中国の恐妻家の多い省ランキングと亭主関白ランキングを発表しました。 ■1. 恐妻家の多い省ランキング  中国で生活をしていると恐妻家が多いことに気付きます。優しい上海男性といばる上海女性の関係は、中国各地の中国人がネタとして出すほどです。中国大陸内の恐妻家の多い省ランキングを見てみましょう。恐妻家=愛妻家と言えるかも知れませんが、本ランキング上は「恐妻家」とされているため、以下、恐妻家ランキングとして紹介します。  西夏王陵で有名な銀川市がある寧夏回族自治区が1位、杭州市のある淅江省が2位、武漢市のある湖北省が3位となっています。中国で恐妻家の多い都市として名高い上海市は7位にとどまっています。  以前紹介した「中国美女輩出排出都市ランキングと美意識ランキング」と恐妻家ランキングには重なる部分もありますが、恐妻家ランキング1位の寧夏回族自治区は美女輩出都市ランキングにはランクインしていません。  中国にいると、しばしば中国人男性から羨望の眼差しで言われるのは、「日本男性がうらやましい。日本女性は優しいのだろう? 夫が仕事だゴルフだと言って、帰りが遅かったり、休日にいなかったりしても怒られないのだろう? 中国だったら妻から必ず怒られる」というものです。  反対に、筆者が中国女性側に聞いても、「仕事だろうが何だろうが関係ない。さっさと帰って来るべし。家庭第一」という方が多くいます(拙コラム『中国人男性が夢見る「幻の日本人女性」 日本人男性がうらやましい!』参照)。  たとえば、日本で働いていると帰りに「飲みに行こう」と誘われることがあります。日本人が中国にいても、日本にいたときと同じ感覚で中国人従業員を誘うと、その中国人は困惑していることがあるようです。日本人からすれば、本人の慰労のためやコミュニケーションのつもりだとしてもです。  あるとき、筆者が中国の日系企業を訪問しました。その帰り道、車には日本人男性に加え、中国人男性も同乗していました。 日本人男性:「帰りに軽く1杯、一緒に飲んで行こう」 中国人男性:「えっ!? あ、は、はい。」  中華レストランに入りました。中国人男性が廊下に出て話しています。席に戻っても、そわそわとしながらテーブル下の携帯を眺めています。 筆者:「(小さい声で)どうしたの? 奥さん?」 中国人男性:「(小さい声で)そうなんだ。実は今日は、私が夕ご飯を作る番だったんだ」 筆者:「(小さい声で)奥さんに怒られる?」 中国人男性:(気弱げな笑顔) ■2. 亭主関白の多い省ランキング  逆に、亭主関白の多い省ランキング(恐夫家ランキング)はどうなっているのでしょうか?  恐妻家ランキング1位の寧夏回族自治区が今度は2位にランクインしています。夫も妻も強い土地柄なのでしょうか。 ■3. 各地区に見る家庭内の関係  全体的に見ると、東北地区(黒龍江省、吉林省、遼寧省)では恐妻家の比率が高く、中部地区(河南省、安徽省、江西省、湖北省)では亭主関白の比率が高いようです。  他にもおもしろいランキングとしては、少数民族の多い貴州省が、親の反対を押し切ってでも結婚する地域1位であるのに対し、親の支持がないと結婚しない地域1位は、西安市がある陝西省となっています。  妻の母から最も愛される娘婿ランキング1位は陝西省。妻の母から最も嫌われる地域1位は四川省、2位は貴州省となっています。嫁姑関係が最も円満なのは、安徽省。最も険悪なのは、貴州省だとのことです。結婚に際して親の支持を取り付けているか否かに連動しているようです。  以上(執筆者:奥北 秀嗣 提供:中国ビジネスヘッドライン)
2015年3月26日、中国メディアである中国網は、最新の中国の恐妻家の多い省ランキングと亭主関白ランキングを発表しました。
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2015-04-08 11:30