日本の「新幹線セールス」・・・中国は警戒すべし!=中国メディア

 中国メディアの中国甘粛網は8日、「安倍晋三首相がセールスマンとなって世界各国に新幹線を売り込んでいる」と伝え、日本と同じく高速鉄道の輸出を推進する中国は「日本の動きに警戒すべき」と論じた。  記事は、中国高速鉄道の輸出が加速していると胸を張る一方、「日本政府も新幹線の輸出を推進している」と指摘し、日本政府が新幹線を輸出しようとするのは中国と高速鉄道市場を争うことが目的だと主張した。  続けて、安倍首相が各国の首脳や政府関係者に対してトップセールスを繰り広げていると主張し、将来的に高速鉄道を中心とした鉄道市場が世界的に飛躍的な成長を遂げるとの見方もあることを紹介したうえで「日本が世界の高速鉄道市場での受注を狙っていることは火を見るより明らか」と指摘した。  また記事は、新幹線は世界初の高速鉄道であることを指摘し、「日本が世界の高速鉄道市場を狙っていることは疑いようのない事実であり、首相がトップセールスを行うほど熱心に海外への売り込みを行っている日本に対し、中国は高度な警戒が必要だ」と主張した。  さらに、タイでは日本側が中国より有利な条件を提示したうえで高速鉄道プロジェクトの受注を狙っていると伝えたほか、日本の民間企業が結集して「国際高速鉄道協会(IHRA)」を組織しているとし、「その動向には注意と警戒が必要」と論じた。  一方で記事は、各国の高速鉄道プロジェクトを受注するうえで鍵になるのは「何と言っても技術だ」と主張し、中国は高速鉄道において高い技術力を有していると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)
中国メディアの中国甘粛網は8日、「安倍晋三首相がセールスマンとなって世界各国に新幹線を売り込んでいる」と伝え、日本と同じく高速鉄道の輸出を推進する中国は「日本の動きに警戒すべき」と論じた。(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)
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2015-04-08 14:15