日経平均は149円高と大幅続伸、終値で年初来高値を更新
8日の日経平均株価は前日比149円27銭高の1万9789円81銭と大幅続伸して取引を終え、終値ベースの年初来高値を更新。2000年4月14日(2万434円68銭)以来15年ぶりの高値を付けた。
円の下落を受けて買いが先行。前場は日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて様子見ムードが広がり、伸び悩む場面もあった。日銀が金融政策の現状維持などを決めると円が買われたものの、イベント通過による安心感もあって日経平均は上げ幅を一時200円超に拡大。1万9800円台を回復する場面もあった。
個別では、3月単体で増収を達成した電通 <4324> が年初来高値を更新。16年2月期の営業利益予想が市場コンセンサスを上回った高島屋 <8233> は朝方の売りが一巡したあとは切り返した。外資系証券による強気のリポートが観測された科研製薬 <4521> も高値を更新。村上世彰氏による大量保有が判明した黒田電気 <7517> は一時ストップ高を付けた。
半面、15年3月期業績予想を下方修正したサカタインクス <4633> は売りが優勢となった。欧州系証券による投資判断の引き下げが観測された丸一鋼管 <5463> も軟調。16年2月期で2ケタ減益を見込んだ放電精密加工研究所 <6469> も安い。(編集担当:宮川子平)
8日の日経平均株価は前日比149円27銭高の1万9789円81銭と大幅続伸して取引を終え、終値ベースの年初来高値を更新。
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2015-04-08 15:00