[ベトナム株]19年の工場労働者の時給、3.16USDに上昇

  英国の経済専門紙「エコノミスト」の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit=EIU)によると、ベトナムにおける工場労働者の時給は2019年に3.16USD(約379円)まで上昇する見通しだという。   2019年の周辺諸国における工場労働者の時給は、フィリピンが3.15USD(約378円)、中国が4.79USD(約575円)の見通しで、米国では42.82USD(約5138円)に達すると見られている。   ベトナムやフィリピンなどの新興国にとって、人件費が低いことや若年層人口が多いことは海外メーカーの投資誘致にあたり好要素となっている。また、中国人民元のレートが上昇傾向にある中、中国からベトナムやフィリピンへの生産シフトが進んでいる。      例えば、京セラグループ傘下の情報機器メーカーである京セラドキュメントソリューションズ(Kyocera Document Solutions、大阪市中央区)は、2018年3月までにベトナム工場の年産能力を現在の4倍に当たる200万台に増やす計画を掲げている。これに伴い、中国工場の一部をベトナムに移転することで、ベトナム工場を同社最大の生産拠点とする方針だ。(情報提供:VERAC)
英国の経済専門紙「エコノミスト」の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit=EIU)によると、ベトナムにおける工場労働者の時給は2019年に3.16USD(約379円)まで上昇する見通しだという。
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2015-04-08 17:30