日経平均は連日の年初来高値、米国反発や円安を支えに上値追い続く

 9日の日経平均株価は前日比61円31銭高の1万9851円12銭で寄り付いた。米国市場の反発を支えに上値を試す動きで始まり、連日で取引時間中の年初来高値を更新した。ドル・円がFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の公表を受けて上昇していることも支援材料。大台の2万円回復まであと約150円に迫り、目前では強弱感が入り混じる展開も予想される。  個別では、大幅な増配予想と配当性向50%以上目指す方針を発表した東京個別指導学院 <4745> や、売上好調や販管費減で15年8月期の業績予想を上方修正したサイゼリヤ <7581> が買い先行。独企業とデバイス共同開発で合意したアルバック <6728> や、欧州の販売好調や円安で15年2月期業績予想を上方修正した竹内製作所 <6432> も上昇している。  半面、15年2月期業績予想を下方修正し赤字予想に転じる見込みのレナウン <3606> や、製油事業の採算悪化で15年3月期業績予想を下方修正したJ-オイルミルズ <2613> が売り優勢の展開。公募と第三者割当増資で最大約823億円を調達するヒューリック <3003> や、3月の既存店売上高が29%減となった日本マクドナルドホールディングス <2702> も下落している。(編集担当:松浦直角)
9日の日経平均株価は前日比61円31銭高の1万9851円12銭で寄り付いた。
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2015-04-09 08:45