【今日のドル円】日米金融政策温度差の再拡大、120円台で底堅い
昨日のドル/円は、日銀の政策据え置きを受けて120円を割り込んだが、米FOMC議事録が早期利上げの可能性に含みを残した事から120円台を回復した。日銀は、昨日の会合では金融政策を据え置いた一方で物価判断を下方修正した。このため、今月30日の会合での追加緩和の期待が市場にくすぶり続けている。
一方の米FOMC議事録については「所詮、過去の議論」との指摘もあるが、昨日講演を行ったダドリーNY連銀総裁とパウエルFRB理事は、いずれも6月利上げの可能性に言及した(もっとも、ダドリー総裁はそのハードルは高いとした)。米当局者らは、3月雇用統計の弱さを悲観視していないと言えそうだ。追加緩和期待がくすぶる円と、6月利上げの可能性が残ったドルの強弱関係は明瞭であろう。
昨日のドル/円は、一目均衡表(日足)の転換線がサポートとなり、一度は下抜けた20日移動平均線を回復して終えるなどテクニカル面からも底堅さが窺える。7日高値(120.445円)を更新して120円台で値固めを終えれば121円台の回復が視野に入ってこよう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、日銀の政策据え置きを受けて120円を割り込んだが、米FOMC議事録が早期利上げの可能性に含みを残した事から120円台を回復した。日銀は、昨日の会合では金融政策を据え置いた一方で物価判断を下方修正した。このため、今月30日の会合での追加緩和の期待が市場にくすぶり続けている。
economic,gaitamedotcom,gaitame_todaydollars,fxExchange
2015-04-09 09:30