レナウンが急落し値下がり率トップ、前期予想を一転最終赤字に

 レナウン <3606> が急落。朝方に68円安(22.37%安)の236円まで売られ、午前11時10分現在で東証1部の値下がり率トップとなっている。  8日引け後に発表した業績予想の引き下げが要因。15年2月期は売上高を従来予想の735億円から722億円(前期比4.8%減)、最終損益を同6億円の黒字から1億2000万円の赤字(前期は1億6400万円の赤字)に下方修正している。  冬物衣料のセールが盛り上がりを欠いたことにくわえて、円安に伴う物価上昇で個人消費が低迷したことなどが響いた。また、保有する投資有価証券の評価損も計上する。  同社は3月30日以降、前期の業績予想に言及した報道をきっかけに市場の注目を集め、株価は3月27日から4月8日の間に2.4倍(終値ベース)となっていた。(編集担当:松浦直角)
レナウンが急落。
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2015-04-09 11:00