日経平均終値は連日で高値更新、2万円の大台を前に足踏み
9日の日経平均株価は前日比147円76銭高の1万9937円57銭と3営業日続伸。米国市場の反発や円安進行を好感して買い先行でスタートし、きのうに続いて年初来高値を更新した。2万円の大台を意識しつつ上値を試す展開は続き、後場寄り直後には残り43円という水準まで接近。その後は利益確定売りに押されてやや上げ幅を縮小したものの、根強い買い気を支えに引けにかけて再度強含んだ。
個別では、山中教授が米社との連携検討と伝わった富士フイルムホールディングス <4901> や、今期年間配当は前期比3倍の24円を見込んだ東京個別指導学院 <4745> が上昇。15年11月期業績予想を上方修正したファーストブラザーズ <3454> や、新事業の開始を発表した日本メディカルネットコミュニケーションズ <3645> も買われた。
半面、大手証券が投資判断を引き下げた三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> や、前期予想を一転最終赤字としたレナウン <3606> が下落。第1四半期は営業益3割減と報じられたガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> や、製油事業の採算悪化で15年3月期業績予想を下方修正したJ-オイルミルズ <2613> も売られた。
業種別では、食料品、その他金融、医薬品が上昇。一方、鉱業、石油石炭製品、繊維製品は下落した。(編集担当:松浦直角)
9日の日経平均株価は前日比147円76銭高の1万9937円57銭と3営業日続伸。
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2015-04-09 14:45