【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:最終判断は先送りするが弱気に傾く
ユーロ/ドルは、3月半ば以降の反発局面で1.10ドル乗せを幾度となく試したが、日足終値ベースでの1.10ドル台は一度も実現出来なかった。そうした中、足元では上値トライの機運をそがれた格好で1.0760ドル台まで反落している。
3月末にも1.07ドル台への調整を経た上で反発した経緯があるため、その際に付けた安値(1.07130ドル)を割り込むまで最終判断は先送りするが、既に見通しは弱気に傾いている。昨日の米FOMC議事録を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げの可能性が排除できなくなった事から、再びドルが買われやすい地合いになったと考えられる。
また、毎月600億ユーロのペースで資産買入れを進める欧州中銀(ECB)との比較感からユーロに対しては特にドルが上昇しやすいと言えるだろう。ユーロ/ドルは、3月末の安値を割り込めば、3月13日に付けた12年ぶり安値(1.04623ドル)の更新が視野に入る。足元の1.07ドル台は重要な攻防ラインと言えそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは、3月半ば以降の反発局面で1.10ドル乗せを幾度となく試したが、日足終値ベースでの1.10ドル台は一度も実現出来なかった。そうした中、足元では上値トライの機運をそがれた格好で1.0760ドル台まで反落している。
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2015-04-09 18:15