日経平均は15年ぶりに2万円回復、欧米株高と円安進行で勢い継続し高値更新
10日の日経平均株価は前日比51円83銭高の1万9989円55銭で寄り付き、その後、2000年4月17日以来約15年ぶりに2万円を回復した。欧米の株式市場が堅調に推移していることや、米長期金利の上昇を受けてドル・円が円安方向に振れていることを支えに、きのうからの強い地合いを引き継いでいる。きょう算出されるオプションのSQ値(推定値は2万0008円47銭)を上回って引けるかが注目。
個別では、業績・配当予想の上方修正やユニクロでの値上げを発表したファーストリテイリング <9983> や、16年2月期に年間25円の大幅増配を見込む良品計画 <7453> が買い優勢。リアルタイム入札広告プラットフォームがアドビ社の技術と連携した発表したフリークアウト <6094> や、15年5月期の業績・配当予想を上方修正した毎日コムネット <8908> も上昇している。
半面、前期の業績予想を下方修正したラウンドワン <4680> や、今期の赤字予想を開示したACCESS <4813> が下落。大手証券が投資判断を引き下げた川崎汽船 <9107> や、16年2月期は売上高2ケタ増となったローソン <2651> も売られている。(編集担当:松浦直角)
10日の日経平均株価は前日比51円83銭高の1万9989円55銭で寄り付き、その後、2000年4月17日以来約15年ぶりに2万円を回復した。
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2015-04-10 09:00