中国企業の「ブランド構築」、重要なのは「責任」=中国メディア

 中国メディアの央視網は7日、中国ブランドが国外に進出し、国外の市場で成功を収めるためには企業が製品や消費者に対して「責任」を負うことが必要だと論じる記事を掲載した。  記事は、中国人観光客が中国国内ではなく、日本をはじめとする国外で消費を行っていることを指摘し、「中国ブランドの海外進出はまだ道半ばであり、国内の市場においてもまだまだ大きな成長の余地があることを示す」と指摘した。  さらに、現代のビジネスにおいて「ブランドの構築が重要な意義を持つ」とし、ある製品が競合他社の製品より優れていて、信頼性が高く、より多くの魅力を保つ場合にブランドの価値が確立されると主張。続けて、中国企業がブランドを確立し、その価値を維持するための方法の1つは「イノベーション」であり、それを体現している中国企業としては「華為技術(ファーウェイ)がある」と紹介。  また記事は、ブランド価値の維持には大量の広告やプロモーションが必要だとしたほか、中国企業がブランドを構築するうえで特に重要なのは「責任」だと指摘。どのような製品であろうと、海外に進出するうえでは「中国産」であることと、それぞれの「企業名」という2つのレッテルが貼られることになるとし、一部の「中国製海賊版」が中国製品全体の評価を貶めていると批判した。  さらに、消費者に対する責任も非常に重要であるとし、「ブランドの価値を決めるのは消費者の認識と評価」であると指摘、いかに大量の広告を打ち出したとしても消費者に対して責任を負わないようであれば「世界的なブランドを構築することは困難である」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの央視網は7日、中国ブランドが国外に進出し、国外の市場で成功を収めるためには企業が製品や消費者に対して「責任」を負うことが必要だと論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-04-10 13:45