クエルボ・トラディショナル、開発者のドン・フランシスコ氏を迎え発売記念パーティを開催

アサヒビールは2015年4月8日、「クエルボ・トラディショナル」を2015年3月24日に日本で発売したことを記念するパーティを東京・六本木で開催した。テキーラNo.1ブランド「ホセ・クエルボ(Jose Cuervo)」から1985年に発売された「クエルボ・トラディショナル」は、クエルボ創業当時からの伝統を引き継ぐとともに、原料のアガヴェ(竜舌蘭)本来の味わいを生かしたすっきりした味わい。パーティには「クエルボ・トラディショナル」の開発者、ドン・フランシスコ氏も登壇し、日本での「クエルボ・トラディショナル」の発売を祝した。写真は「クエルボ・トラディショナル」の開発者、ドン・フランシスコ氏。
「ホセ・クエルボ」は1795年に創設され、メキシコの蒸留酒メスカルを発展させ、世界で最初にテキーラを造った会社。1889年にはメキシコ大統領からテキーラ生産の品質の証として最初のゴールドメダルを授与された。そして、1893年にはアメリカ・シカゴでの世界博覧会で特別賞を受賞し、1907年にはマドリード博覧会で大賞、1909年にはパリ国際食品衛生博覧会でも大賞を受賞するなど、テキーラの国際的なブランドとして成長を遂げた。
ドン・フランシスコ氏は、1981年にクエルボ社に入社。1984年に製造責任者に就任し、「クエルボ・トラディショナル」を開発した。1795年の創業当時と同じ製法に基づいて、原料のブルーアガヴェ100%を50~72時間かけてゆっくりと蒸し焼きにし、伝統の2回蒸留で昔ながらの風味豊かな味わいに仕上げた。「クエルボ・トラディショナル・レポサド」は、アメリカンホワイトオーク樽で4カ月以上熟成し、非常になめらかな舌触り。金色に発色するため“ゴールド”の愛称で親しまれている。「クエルボ・トラディショナル・シルバー」は、瓶詰め時に低温ろ過を行うことで、アガヴェ本来の味わいを生かしながらすっきりした飲み口を実現した。
発売記念パーティは、メキシコ伝統のマリアッチによる生演奏で賑やかに開幕。テキーラを使ったマルガリータを様々にアレンジしたカクテルを振る舞った。また、Zeebra、CHOZEN LEE from FIRE BALL、HOME GROWN、COJIE from MIGHTY CROWNが次々にステージにあがって、中南米の陽気なレゲエやヒップホップを披露した。
ドン・フランシスコ氏は、テキーラ業界で10名しかいない「マエストロ・テキレロ」の首飾りを着けてパーティの冒頭であいさつに立ち、「クエルボ・トラディショナル」について「創業当時から愛されてきたクエルボの製法を守りながら、よりおいしいテキーラを造った」と、“伝統”という名を冠した「クエルボ・トラディショナル」を誇らしく紹介。メキシコの乾杯である「アリーバ(上に)、アバーホ(下に)、セントロ(前に)、アデントロ(中に)」を発声し、パーティを開宴した。
その後、パーティ会場の一角で、来場者やメディアと語り合う場を設けた。ドン・フランシスコ氏は78歳で、初めて来日したが、「日本は、メキシコと変わらないくらいに居心地がいい」と日本での歓迎に感激。2000年に自ら設立した「メキシカン・テイスターズ・アカデミー」で現在も後進の指導に当たっているほど元気だといい、それは「テキーラのおかげ」と笑った。日本で「酒は百薬の長」といわれることを紹介すると、「メキシコでもアガヴェは、血流をクリーンにするといわれていて、テキーラを飲むと元気に長生きできると信じられている」と、日本の文化との類似点を語った。
また、「クエルボ・トラディショナル」について、「最初は、食事の前に1杯を、ゆっくり時間をかけて味わってほしい。その後は、たとえば、好きなスポーツを観戦しながら飲むのがおすすめ。好きなチームが勝っていても負けていても、テキーラがパッションを高めてくれるので、楽しい時間が一段と引き立ちます」と、楽しくテキーラを飲むことで喜びが広がると語っていた。(編集担当:風間浩)
アサヒビールは2015年4月8日、「クエルボ・トラディショナル」を2015年3月24日に日本で発売したことを記念するパーティを東京・六本木で開催した。
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2015-04-10 14:00