日本の「絆創膏や医薬品」、中国人観光客に人気だが・・・=中国メディア

中国メディアの中国新聞社は8日、中国人観光客が日本で医薬品を大量に購入していると伝える一方、中国の医薬品業界関係者の話として「中国人が日本で購入する絆創膏などの製品は中国で購入できる製品と品質的な差はあまりない」とし、一部の医薬品においても中国国内の製品と成分的に似ているものも多くあると伝えた。
記事は、一部の調査を引用し、春節(旧正月)期間中に中国人観光客が日本で購入した製品のうち、もっとも多かったものが医薬品だったと伝え、中国人観光客の薬局における平均消費額も大きな伸びを示していると報じた。
一方で、中国医薬物資協会の李錦全副秘書長の話として「医薬品の質という観点から言えば、中国国内の正規品と国外の製品とでは差はほとんどない」と伝えた。だが、日本では花粉症薬などの抗アレルギー薬の種類が豊富で、症状に合わせて選択できることは中国と違う点と論じた。
続けて、北京朝陽医院の薬剤師である陳慧氏の発言として「世界的に見れば日本は特に先進的な医薬品が多く存在する国ではない」と伝え、中国人観光客が買い求めている医薬品についても、「日本でしか購入できない薬でもなければ、日本で売られている薬が最高というわけでもない」と報じた。
さらに、中国人観光客に人気の高い日本の絆創膏についても「中国国内の製品と品質的な差は大きくない」と伝えた。
また記事は、中国国内の医薬品業界関係者の話として「国外で購入した医薬品だからといって100%安全というわけではない」と主張し、厚生労働省の統計として2009年から12年にかけて日本では市販の風邪薬による副作用で131人が死亡していると主張。さらに専門家の発言を引用し、「医薬品は医者の処方のもとで服用することが望ましい」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国新聞社は8日、中国人観光客が日本で医薬品を大量に購入していると伝える一方、中国の医薬品業界関係者の話として「中国人が日本で購入する絆創膏などの製品は中国で購入できる製品と品質的な差はあまりない」とし、一部の医薬品においても中国国内の製品と成分的に似ているものも多くあると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-04-10 14:45