中国の高速鉄道・・・技術を昇華させた=韓国

 中国メディアの海外網は10日、韓国の東亜日報の報道を引用し、韓国貿易協会の北京支部がこのほど中国高速鉄道の競争力に関する報告書を発表したことを紹介し、同報告書で「わずか10年ほどで世界をリードする存在になった中国高速鉄道に学ぶ点は多い」と論じたことを伝えた。  記事は、韓国貿易協会の北京支部が発表した報告書を引用し、中国が2005年ごろから相次いでカナダや日本、フランス、ドイツなどの国から高速鉄道技術を導入し、07年に同国初の高速鉄道の営業を開始したことを紹介。さらに、「その後、中国高速鉄道は飛躍的な発展を遂げた」と伝え、14年末までに中国高速鉄道の営業距離が1万6000キロメートルを超えたと報じた。  続けて、国内で蓄積した経験をもとに中国高速鉄道が輸出を推進していると伝え、14年には高速鉄道を含めた鉄道関連事業の輸出総額が前年比22.6%増の43億2000万米ドル(約5196億円)に達したことを指摘。また、中国が現在、28カ国と高速鉄道関連事業で協力関係にあることを指摘した。  さらに記事は、同報告書が「中国高速鉄道の技術および競争力はすでに世界最高水準に達した」と分析し、その背景には「中国政府の支持がある」と指摘したことを紹介。中国政府の全額出資による輸出信用機関である中国輸出入銀行が中国の海外における鉄道建設プロジェクトに資金を提供していると伝え、15年1月までにその金額は130億ドル(約1兆5637億円)に達していると報じた。  続けて、東亜日報が「中国高速鉄道は他国の技術をわずか十数年で自主開発の技術へと転化させ、世界最高水準に進化させた」と報じたと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)ymgerman/123RF.COM)
中国メディアの海外網は10日、韓国の東亜日報の報道を引用し、韓国貿易協会の北京支部がこのほど中国高速鉄道の競争力に関する報告書を発表したことを紹介し、同報告書で「わずか10年ほどで世界をリードする存在になった中国高速鉄道に学ぶ点は多い」と論じたことを伝えた。(イメージ写真提供:(C)ymgerman/123RF.COM)
china,economic,korea,industry,technology
2015-04-10 20:45