スポット金は大幅反落

　３０日、スポット金は大幅反落。１，２４３．５ドルで引けた。米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が債券買い入れ措置を２月から１００億ドル縮小すると発表したことを受けて、金は売りが先行した。また、米国の経済成長の加速が示唆されたことを背景に、金融当局が緩和縮小を継続するとの観測が強まった。昨年１０－１２月（第４四半期）の米実質国内総生産（ＧＤＰ）は前期比年率３．２％増加した。 　ＮＹＭＥＸ原油は３営業日続伸。９８．０７ドルで引けた。米寒波によるヒーティングオイルなどを含む留出油の需要増観測が根強いほか、堅調な米ＧＤＰや、新興国への懸念縮小による需要期待も広がり、買いが継続して一時９８．５７ドルまで上昇した。（情報提供：東岳証券株式会社）