日経平均は2円安で取引終了、売り買い交錯でもみ合い
13日の日経平均株価は前週末比2円17銭安の1万9905円46銭と小幅続落して取引を終えた。
欧米株高を好感した買いが先行して日経平均は上昇して寄り付いたが、企業決算の本格化を前に見送りムードも強まるなか、前週末に一時2万円台を回復した達成感もあって利益確定売りが上値を抑えた。一方で押し目買い意欲も根強く、下げ幅を一時80円超に拡大したあとは下げ渋り、後場は前週末終値を挟んでもみ合った。
個別では、外資系証券が目標株価を引き下げたホンダ <7267> や、外資系証券による投資判断の引き下げが観測された大正製薬ホールディングス <4581> などが下落した。15年8月期業績予想を下方修正した島忠 <8184> も軟調。公募増資などを発表した池田泉州ホールディングス <8714> も売りが優勢となった。15年5月期第3四半期で最終赤字のIGポート <3791> も安い。
半面、15年12月期第1四半期の営業利益予想を上方修正した日本電気硝子 <5214> や、16年2月期で黒字転換などを計画したシステムインテグレータ <3826> がストップ高を演じた。15年3月期の経常利益および配当予想を上方修正したミツミ電機 <6767> も高い。国内証券による投資判断の引き上げが観測されたタムラ製作所 <6768> も物色された。(編集担当:宮川子平)
13日の日経平均株価は前週末比2円17銭安の1万9905円46銭と小幅続落して取引を終えた。
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2015-04-13 15:00