キヤノンは上値重い、大和証券は投資判断を「3」に引き下げ
キヤノン <7751> は上値の重い展開。前場はプラス圏で推移したものの、後場は下げに転じており、3000円の攻防となっている。
29日に市場コンセンサスを下回る14年12月期業績予想を発表。大和証券は30日付リポートで、投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げた。目標株価は3300円。
デジタルカメラは第4四半期(13年10―12月)で最大の注目点だったクリスマス商戦の結果が低調だったとみている。特にレンズ交換式カメラの販売台数は「保守的に見積もった大和予想も下回った」といい、第4四半期の営業利益未達要因の半分はレンズ交換式カメラの販売下ブレが背景と指摘した。
また、今期のレンズ交換式カメラの販売にも自信の無さが見受けられ、低調だったクリスマス商戦の影響で出荷調整を行う必要性などを考慮すると、同証券が想定していた回復シナリオは描きにくくなったとした。
一方、株価はすでに今期業績に対する期待値が低い状態を織り込んでおり、配当利回りの高さなどから、下値不安は限定的とみた。(編集担当:宮川子平)
キヤノンは上値の重い展開。前場はプラス圏で推移したものの、後場は下げに転じており、3000円の攻防となっている。
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2014-01-31 13:30