日経平均は76円安で寄り付く、米株安など嫌気、下値限定的

 14日の日経平均株価は前日比76円81銭安の1万9828円65銭で寄り付いた。米国株安を嫌気した売りが先行している。ドル・円が1ドル=120円前後と前日よりも円高の水準で推移していることも重し。ただ、下値も限定されており、寄り付き直後から下げ幅を縮小。TOPIXはプラス圏へ浮上する場面もみられた。  個別では、15年11月期業績予想を下方修正した津田駒工業 <6217> が下落した。国内証券による投資判断の引き下げが観測された大正製薬ホールディングス <4581> もさえない。ディップ <2379> は16年2月期で増収増益を見込んだものの、利益確定売りに押されている。  半面、15年5月期の期末配当予想を上方修正した前沢工業 <6489> は急伸。16年6月期の利益予想を引き上げたゲンキー <2772> も物色されている。フジ <8278> とツルハホールディングス <3391> がTOBを発表したレデイ薬局 <3027> は買い気配となった。(編集担当:宮川子平)
14日の日経平均株価は前日比76円81銭安の1万9828円65銭で寄り付いた。
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2015-04-14 09:15