高速鉄道の「開発途上国輸出」・・・日本は中国に「到底敵わない!」=中国メディア

 中国メディアの環球網は10日、新幹線と中国高速鉄道の“輸出競争”をめぐる話題が中国で大きな注目を集めていると伝える一方、新幹線は中国高速鉄道に「到底敵わないのが現実だ」と主張する記事を掲載した。  記事は、中国高速鉄道が新幹線に勝る点として「建設コストが安いこと」を挙げ、新幹線を導入した台湾高速鉄道が破産の危機に瀕している理由も「建設コストが高すぎたため」だと主張。建設コストが高すぎたことを理由に「利払い額が収入を上回り、負債額が15億米ドル(約1800億円)に達してしまった」と論じた。  さらに、日本は開発途上国の高速鉄道プロジェクトを受注することは難しいとし、その理由として「少子高齢化によって労働力不足にあえぐ日本は開発途上国に大量の労働力を派遣することが難しい」と主張。  一方の中国はアフリカであっても大量の労働力を送り込むことができるとし、開発途上国の政治家も「10年をかけて現地の人びとに教え込むよりも、中国人を使って3年でプロジェクトを完成させたほうが良いと考えている」と論じた。  続けて記事は、日本の強みは鉄道の「経営」であるとし、世界的に見ても新幹線、地下鉄など、適当な利用料金で公共交通機関を黒字で運営できているのは日本だけと指摘。中国は日本の経営モデルを学び取るべきだとし、すでに定年退職した日本の人材を中国で再雇用すれば良いと主張、「双方にとって利のある日中関係を促進する力になる」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)
中国メディアの環球網は10日、新幹線と中国高速鉄道の“輸出競争”をめぐる話題が中国で大きな注目を集めていると伝える一方、新幹線は中国高速鉄道に「到底敵わないのが現実だ」と主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)
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2015-04-14 09:45