「スポーツカー」を造り出せない! 「蓄積不足」が圧倒的=中国メディア

 中国メディアの捜狐は12日、なぜ中国の自動車メーカーはスポーツカーを造り出せないのだろうかと疑問を投げかけ、自動車産業全体における「蓄積が圧倒的に足りない」と論じる記事を掲載した。  記事は、米ハリウッドのカーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズには米国や日本、ドイツ、イタリア、英国など「自動車強国」の代表的なスポーツカーが数多く登場することを指摘。  さらに、中国の自動車メーカーのうち、吉利汽車が「美人豹」を、比亜迪が「S8」といったスポーツカーを造ったことがあると紹介する一方、こうしたスポーツカーの市場での売れ行きは「散々たるものだった」と指摘し、なぜ中国の自動車メーカーは性能の高い自動車を造れないのかと疑問を呈した。  続けて、自動車は非常に多くの部品を組み合わせた「機械」であり、ネジ1つの違いでも全体の乗り心地が変わってくるものであると指摘する一方、中国の自動車メーカーはエンジンやトランスミッションといった自動車の基幹部品に関する技術すらまだ掌握できていないのが現状だと論じた。  さらに、中国にはスポーツカーを設計できる優秀なデザイナーもいなければ、実験も足りず、蓄積したデータもなく、自動車に精通した職人や技師など人材も含め、設計・技術・製造など自動車産業全体における「蓄積が圧倒的に足りない」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)akulamatiau/123RF.COM)
中国メディアの捜狐は12日、なぜ中国の自動車メーカーはスポーツカーを造り出せないのだろうかと疑問を投げかけ、自動車産業全体における「蓄積が圧倒的に足りない」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)akulamatiau/123RF.COM)
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2015-04-14 10:00